虚像の世界

見えている現象の世界は
実体そのものではなく
実体の力によって映しだされている
虚像の世界です
私たち人間は
優しい人、怖い人
明るい人、暗い人
正直な人、腹黒い人
背が高い人、低い人
太っている人、痩せている人
等々と実にいろいろな判断を下していますが
それらはすべて虚像であり
一部あるいは一面だけを捉えて
あたかもそれがその人の実態だと
思い込んでいます
殺人犯に対しては、なんと酷い悪い奴だと
人格を全否定したり
聖人と見なされる人は間違いなど
犯すはずがないと思ったり
極端なレッテルを貼りがちなのです
鬼の目にも涙と言われたりしますが
鬼のような人だからといって
優しさがまったくない
というような人はいず
善人であっても魔が差して
とんでもないことを
しでかすことがあるのです
この相対の世界にあるかぎり
個々はあらゆる面を含みもっていて
どの芽を出させるかの差なのです
私たちの本質は相対を超えていて
純粋に愛なる存在ですが
エゴである肉体人間は極から極に振れて
大悪党に成ってみたり
ヒーローになってみたり
あいつよりオレのほうが偉いと
威張ってみたり
自分はなんてダメなんだと
落ち込んでみたり
虚像に振り回されているのです
現象世界は虚像だと明らかに見抜くことにより
ゆるぎない安心へともどっていけるのです
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